ロックケース、ハンドル、ストライク、サムターンをセットにしたもの
空錠、間仕切り錠、表示錠、本締錠、両側サムターン の種類がある
レバーハンドルは、握力のない人や、荷物で手がふさがっているとき肘でも操作できるので、使い勝手が良いので、採用されやすい。従来の握り玉は少なくなっている。
錠の機能による分類(開き戸用)
空錠
鍵機能のない、扉を閉めた状態に保持できるだけの機能がある錠。

間仕切り錠(内鍵)
部屋の内側から、サムターンを操作することで、施錠できる錠。そとからは操作できないが、コインで開けられる非常開城装置がついている。

表示錠(トイレ錠)
間仕切り錠と同じ動作だが、施錠すると外側に表示がでることから、この名がある。トイレや脱衣所などでの使用が多い。非常開錠装置つき。扉を内開きにすると、中で倒れた時に、外部からの救出が困難となる場合があるので、外開き推奨

本締錠(シリンダー錠)
外側からは鍵がないと開錠できない錠。内側はサムターンとなっている。

両側サムターン錠
施錠できるが室内、室外側両方にサムターンがあり、鍵なしで開錠できる。この錠を建具の上端につけることが多い。 老人向け施設や、幼児向け施設で、部屋から勝手に出るのを防ぐために用いる場合が多い。

実際使用する金物
https://www.notion.so/65A-b7de0a38ea384876b9b6f4419f9ee1c2?pvs=4

サムターンの特徴
サムターンの語源は、英語の「サム(Thumb)」と「ターン(Turn)」で、「親指で回す」という意味です。
引き戸用サムターンは、引き戸の構造上できるだけ、建具の表面からでないように製作されている。そのため、一段彫り込まれて作成されている場合が多い。
大型サムターン
一般の引き戸用サムターンは、手の不自由な人には使いにくいので、手の不自由な人向けに、操作がしやすい大型サムターンがあります。
ただし、建具表面からでるので、大型サムターンは壁やほかの扉に開閉時に当たる。そこで、ぶつからないように、引き残しのある建具として設計されることが一般的です。
錠
チューブラ錠
「チューブラ錠(tubular lock)」の語源は、その構造に由来しています。「チューブラ」は英語の「tubular」に由来し、**「筒状の」や「管状の」**という意味です。この錠の内部構造が筒のような形状をしているため、こう名付けられました。
チューブラ錠は、筒状のハウジング内にピンタンブラー機構が配置された特殊な鍵で、主に円筒形のデザインを持つ点が特徴です。この形状が通常の平板型シリンダー錠とは異なるため、視覚的・機能的な違いからこの名称が使用されています。
具体的には、鍵を差し込む部分が「筒状」になっており、そこに配されたピンを正しい位置に揃えることで解錠が可能になります。この構造が、チューブラ錠の主要な特徴です。
このタイプの錠前は、自動販売機や一部のセキュリティデバイスで使用されることが多く、その特徴的な形状から「チューブラ」という名称が生まれました。

ケース錠
「ケース錠(case lock)」の語源は、その構造に由来しています。「ケース(case)」は英語で「箱」や「入れ物」を意味します。ケース錠は、錠前全体が金属や他の素材でできた「ケース」内に収められていることから、この名前が付けられました。
ケース錠は、一般的にその機構を覆う金属製のケースが特徴的で、内部の複雑な部品や動作メカニズムを保護する役割を果たしています。このケースによって、鍵や錠の内部メカニズムが外部から見えず、耐久性や安全性が高まるため、多くの建物やドアで使用されています。
この構造上の特徴により、「ケース」に包まれた「錠前」という意味で「ケース錠」と呼ばれるようになったのです。
チューブラ錠より複雑な機構が搭載できるため、サムターンなどによる施錠や、ハンドルの小さな動きで、開けられる機能(ラッチが小さなハンドルの動きで作動する)機能などあります。
サムターンの特徴
サムターンの語源は、英語の「サム(Thumb)」と「ターン(Turn)」で、「親指で回す」という意味です。
引き戸用サムターンは、引き戸の構造上できるだけ、建具の表面からでないように製作されている。そのため、一段彫り込まれて作成されている場合が多い。
大型サムターン
一般の引き戸用サムターンは、手の不自由な人には使いにくいので、手の不自由な人向けに、操作がしやすい大型サムターンがあります。
ただし、建具表面からでるので、大型サムターンは壁やほかの扉に開閉時に当たる。そこで、ぶつからないように、引き残しのある建具として設計されることが一般的です。
錠
チューブラ錠
「チューブラ錠(tubular lock)」の語源は、その構造に由来しています。「チューブラ」は英語の「tubular」に由来し、**「筒状の」や「管状の」**という意味です。この錠の内部構造が筒のような形状をしているため、こう名付けられました。
チューブラ錠は、筒状のハウジング内にピンタンブラー機構が配置された特殊な鍵で、主に円筒形のデザインを持つ点が特徴です。この形状が通常の平板型シリンダー錠とは異なるため、視覚的・機能的な違いからこの名称が使用されています。
具体的には、鍵を差し込む部分が「筒状」になっており、そこに配されたピンを正しい位置に揃えることで解錠が可能になります。この構造が、チューブラ錠の主要な特徴です。
このタイプの錠前は、自動販売機や一部のセキュリティデバイスで使用されることが多く、その特徴的な形状から「チューブラ」という名称が生まれました。

ラッチボルトセンター位置
チューブラ錠ではラッチボルトセンター位置と、レバーハンドルの角芯のセンターが、一直線になりますが、ケース錠では、図のようにずれる場合が多いです。ラッチボルトセンターの位置がケースの中心になるとも限りません。枠につけるストライク位置は、このラッチボルトセンターの位置にストライクが来るように設計します。
バックセット(BS)
「バックセット」とは、ドアの端からレバーハンドルやノブの中心までの距離を指します。つまり、レバーハンドルの角芯(スピンドル)の中心までの寸法です。この寸法は、ドアに取り付ける錠前やハンドルの選定、取り付け位置の確認において非常に重要です。
バックセットには一般的には51mmを使用します。他に、36mm,51mm(2インチ),64mm(2 1/2インチ)70mm(浴室錠)、100mm(サッシ用)などの規格がありますが、製品によってはそれ以外の寸法も存在します。この数値は、ドアのデザインや用途に応じて選ばれ、レバーハンドルが使いやすい位置に来るように設計されます。壊れた鍵の交換には要注意です。
よって、バックセットはドアのエッジから角芯の中心までの距離で、設置時に必ず確認すべき重要な寸法です。
鎌錠
引き戸用の錠です。引き戸が開かないようにするために、枠についたストライクに、錠の鎌の形をしたラッチをひっかける構造になっています。
引手一体型と引手別型があります。


ロックのフロントは、角かRか
フロントのプレートは6Rか角の2種類あります。通常木製ドアは6Rを使います。これは制作時の建具加工機械によりますので、どちらにするかは、製作メーカーによります。 ルーターはR,ノミは角。金属ドアは角が多いです。


非常開錠装置
表示錠や間仕切り上の、サムターンの反対側に、回転する溝があります。この溝は100円硬貨などで、回して外から開けるものです。ですのでこれがついていると、密室にはできません。
中で倒れた時のための救出用です。ですので非常開錠装置といわれます。 トイレなどは、内開きにすると扉をあけても体がじゃまで開かないので、救出用に外開きにします。建築学科でたいてい習います。

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